Drawdown Japan Consortium
DRAWDOWNドローダウン
地球温暖化を逆転する100の方策

ドローダウンとは?
「地球温暖化を止め、逆転するために、私たちは何をする必要があるのでしょうか?」
最も効果が高い既存の方策はどれで、その効果はどれほどで、いくらくらいの投資が必要なのか、気候や環境の専門家に質問したが、そのような研究結果はないとのことだった。
<プロジェクトの概要>
「研究結果がないならば、自分たちでやろう」とポール・ホーケン氏を中心にプロジェクトを結成。地球温暖化対策の100の方策をリスト化し、2020年~2050年の30年間でどれくらいの効果を上げられるか見極めることが目的。100の方策(温室ガスの放出を抑える方策、および吸収する方策)について、70名の研究者が22ヶ国から参加し、データ収集、研究、シミュレーションを実施。さらに、その結果を120名のアドバイザーが再評価し、確認した。3つのシナリオでシミュレーションを実施。高実現度シナリオ:保守的データ、予測を使用ドローダウン・シナリオ:高実現度シナリオのCO2関連データ、経済的効果を楽観サイドに変更楽観シナリオ:2050年には全エネルギーがクリーンな再生可能エネルギーになっていると想定
<シミュレーション結果>
高実現度シナリオでは削減される温室ガスの排出量は1,051ギガトンに上るが、地球温暖化の逆転はできない。ドローダウン・シナリオでは削減量は1,442ギガトンで、2050年の大気中のCO2量が0.59ギガトン削減できるというシミュレーショ結果になり、地球温暖化逆転の可能性が出てくる。楽観シナリオでは削減量は1,612ギガトンに達し、2045年には大気中のCO2量が0.99ギガトン削減でき、より地球温暖化逆転の可能性が高まる。

ポール・ホーケン
米国の環境活動家、起業家、作家。ビジネスと環境の関係を変えるためにその人生を捧げ、環境に配慮したエコ・コンシャス・ビジネスを創業したり、商業が生態系に与える影響についての本を執筆。州政府や企業に対して経済成長や産業エコロジー、環境系の政策についてのコンサルティングも行う。
地球温暖化を逆転する100の方策(例)
DrawDown 100 solutions
#6 熱帯雨林の再生 #4 フードロスの削減 #2 陸上風力発電

ドローダウン ワークショップ
プロジェクト・ドローダウン「地球温暖化を逆転する100の方策」を推進するためのワークショップについて
*こちらのワークショップはアメリカの非営利団体Pachamama Allianceがプロジェクトドローダウンと共同開発したプログラムを、翻訳し提供しています。

ファシリテーターになるために
ドローダウンワークショップをご自身で開催・ファシリテートしたい方。