CCACとは何か
CCACは、気候危機という複雑・長期的な課題に対して、「知識不足」ではなく「関係性の質の不足」が行動の停滞を生んでいると捉えました。市民一人ひとりの主体的な関与と、団体・地域を越えた協働の広がりを同時に生み出すことを目的に、2023年に発足したコンソーシアムです。
次世代が幸せに・健やかに生きていける地球を残す
3年間の成果を数字で見る
直接参加者数
団体数(2024)
連携実績
間接受益者数
参加満足度
(NPS平均)
2つの事業の柱
CCACは「対個人」と「対組織」という2本柱で、個人の意識変容と組織間の信頼形成を同時に進めました。両柱をつなぐ共通軸は「関係性の質」です。
コミュニティ気候アクション
リーダー育成
対話・内省・体験的な学びを重視し、役職に関係なく「自らの立場から行動を選ぶ市民リーダー」を育成。「気候アクションは全ての人が担う」という意識転換を促しました。
気候アクション市民団体
ネットワーク(CAON)の構築
全国の気候・環境系市民団体が横につながり、信頼関係を基盤に組織運営の知恵を共有し合うネットワークを形成。フォーラムや合宿を通じて団体間の学び合いを促進しました。
個人が安心して意見や感情を表現できる関係性があるからこそ主体性が育まれ、組織間に信頼が生まれる。逆に、組織やネットワークの中に支え合いの文化があることで、個人は無理なく行動を続けることができる。
3年間のフェーズ設計
気候アクションに取り組む市民・団体のネットワークを立ち上げ、対話の場を形成。アマゾン熱帯雨林フィールドワークも実施。
主体的実践と協働が本格化。DEIJ(多様性・公平性・包摂性・正義)を事業設計に実装し、託児・交通費補助を導入。ユース世代の理事参画も実現。
ユース世代が企画・進行を主導するフォーラムを実現(参加28名中12名がユース世代)。ノウハウのオープンソース化に着手。
参加者の内的変容データ
自由記述96件の横断分析。参加者の変化は偶発的なものではなく、段階的なリーダーシップ発達として機能していたことが確認されました。
可能性志向へ
構造問題として理解
地域企画立案など
具体的行動へ接続
担い手」と記述
参加者の声
「合宿だからこそ、ここまで深くつながれたと感じました。安心して本音を出せる場でした。」
「気候変動に関わる団体のリーダーたちが、”やっている事柄”ではなく、その人自身に触れられた時間でした。」
「問題としてではなく、自分の在り方として捉え直せた。自分の役割が明確になった。」
「一人で抱え込まなくてよいと感じた。同じ想いを持つ仲間に出会えた。」
「ユースがここまで場をつくれることに感動しました。未来への希望を感じました。」
「世代の違いを超えて、対等に話せた感覚がありました。若い世代の言葉が、自分の凝り固まった考えをやさしく揺さぶってくれた気がします。」
3年間で得た4つの学び
規模の拡大よりも、心理的安全性と「安心して語り合える場の設計」が継続的なネットワーク形成の鍵。フォーラムでは肩書きではなく「一人の人間」として出会う設計を徹底しました。
託児・交通費補助の導入、ユース世代の理事参画など、権限・意思決定の構造に踏み込むことで参加の質が変わりました。2025年フォーラムでは参加者28名中12名がユース世代となりました。
成果を直接操作せず、対話の場を育てることで、参加者自身が各地に波及を生み出す担い手となりました。推計間接受益者は約2,000〜4,600人にのぼります。
5団体の協働運営と、デロイト トーマツ グループとの双方向な知見交換が、外部に提供する「関係性の質」を自らの内側でも実践・検証する場となりました。
次の3年間へ ─ 実証から構造化へ(2026–2028)
CCACはこの3年間の実証モデルを「構造化・加速・再現可能化」する段階へと移行します。
IDGsモデル等を参照し「気候正義を実現するリーダーシップ発達モデル」を構築。再現性と説明可能性を高める。
量的拡大ではなく選択的拡張。行政・企業・個人活動家・他ジャンル団体への段階的な関与モデルを設計。
クラウドファンディング(目標1,000万円)・助成金・他組織へのプログラム提供により、単一助成依存からの脱却を図る。
地方開催・アクセシビリティ向上・属性データの収集と分析を通じた構造的偏りの把握と改善。ユース世代の継続的な意思決定参加を制度化する。
実施体制
実施期間:2023年1月〜2025年12月