”暗闇の中の小さな炎”PAグローバルギャザリング小噺②

”暗闇の中の小さな炎”PAグローバルギャザリング小噺②

2018年7月11日

”Pain pushes until vision pulls”~デボラ牧師(Rev.D)~

(SG広報チーム 野崎 安澄)


今回デボラ牧師に会えたのが本当にうれしかった。

彼女は大好きな尊敬する女性リーダーの1人。人生を社会的公正実現の活動に捧げている。

しかも対話グループが”Vulnurbility(傷つきやすさ)”チームで彼女と一緒だったため、ゆっくりRev.Dのあり方や創り出す場に触れられた事が最高にラッキー!だった。

(そして文字通りそれぞれがお互いの”Vulnurbility(傷つきやすさ)”を尊重し、感謝する対話の場になった)そんなデボラ牧師の全体へのワークショップも、とてもパワフルで胸に響くものだったので、その中から2つだけtipsを。

(1)”Pain pushes until vision pulls”

ここで受け取ったメッセージは、”痛み”や”苦しみ”から出るメッセージでではなく、その人の内側から出て来るビジョンによって、人々は惹きつけられ、パワーが湧いてくる、というもの。

当たり前のようだけれど、現実に起きている痛みにとどまっている時は、意外にできてない。(と思う。「あれがない」「こんな問題があるから解決すべきだ」では人々を勇気づけることはできない)

ワークショップでは、まず各自に色々なテーマが配られた。「ホームレス」「人種差別」「気候変動」etc。

最初それをみた瞬間、自分の中に浮かんできた言葉をメモにとり、それに基づいて対話をする。(「怖い」「ひどい状況だ」「地球が破壊されている」など)

そのあと目を閉じ、静かな時の中で、自分の源につながり、そのテーマに関してどんな世界になったらよいかというのを思い描く。(”どんな人種に生まれても可能性が平等な世界”など)そしてそれを絵や文字にして、お互い伝え発表しあう。

1回目に出した言葉と、ビジョンから導きだした言葉の持つエネルギーの違い。そして、それによって周りの人を惹きつけ、湧き出すパワーの違いを体感する。そんなワークだった。

書くとなんか簡単だけど(笑)、体感するとその『言葉』の持つエネルギーが全然違って、自分が誰かに語りかけるとき、どうしたらよいのか、なにをしたらよいのか、すごくよくわかる。

まさに
”Pain pushes until vision pulls”!!

(2)小さな炎
「こんなにも課題が大きいのに、自分ができることや役割は本当に小さくて、意味があるのだろうか…
と言う声をよく聞きます。

でも想像してみてください。

あなたは本当に本当に真っ暗な部屋の中にいます。暗闇が深くて、なにも見せません。
そこで小さなマッチをすったらどうなりますか?

暗闇が深ければ深いほど、その小さな炎がとても明るく力強く感じるはずです。
そして、あなたがその炎をつけたことにより、周りの人たちも見えるようになるんです」

この例え話を聞いたとき、その暗闇の中で灯るマッチのビジョンをみんなが思い描いたとき、その場のエネルギーがあがるのを感じました(そういうのって感じられるでしょ?)。

いやー、Rev.Dすごい!本当にパワフルだった!!

まだまだいっぱいエピソードあるけどーー。とりあえるここではここまで。

最後お別れのあいさつに行ったとき、彼女の著書”Living the Sacred YES”をいただきました。そして、日本のみなさんと話すのを楽しみにしている!と心から言っていました。これからの活動として、そんな場を作っていきます。