【ポップコーンコラム3月7日号】
”避難カスケード(避難の連鎖)”昨日の夜NHKスペシャルで東日本大震災の
「津波避難、何が生死を分けたのか」を観ていました。
数多くの人々の避難行動を詳細に解析した結果、「率先避難者」と呼ばれる
たった1人の避難者の避難行動が、何の関係性も持たない多くの人たちの
避難行動につながり、「避難カスケード(避難の連鎖)」によって多くの
人たちの命が救われたことが見えてきたという話でした。
実に「率先避難者」1人の行動と周囲への声がけの連鎖が、240人を超える
人たちの命を救ったということがわかったそうです。
「自分が行動する、あるいは行動しないという選択が、思っている以上に
周囲の人たちに影響を与えることに自覚的であってほしい」
NHKスペシャルの中で行動を解析した研究者の方の言葉が印象的でした。
この特集はもちろん「避難行動」に関する解析結果でしたが、多くの示唆を
もらいました。
・率先して行動した1人の人の影響は、決して小さくない。
カスケードのように連鎖してつながって、広がっていくこと
・率先的に行動する人の決断が、周囲の人の決断をうながす
・とにかく声がけ大事!
ここ、SGコミュニティには、地球の危機的状況の声を聞き、行動しようと
思っている人や、すでに行動している人が多いと思います。
点としての自分のしている行動に、意味があるのかな?と感じることも
あるかもしれませんが(私もあります!)、面でとらえ、空間でとらえ、
さらに時系列でとらえていくと、それは目に見えない範囲にまで、
カスケード的に連鎖して広がっていっている。
そう感じられるNHKスペシャルでした。