「プログラム・フォー・トランスフォーメーション~人生の曼荼羅を描く~」開催報告(1月13−14日)

「プログラム・フォー・トランスフォーメーション~人生の曼荼羅を描く~」開催報告(1月13−14日)

2024年1月13日(土)~14日(日)に山梨県北杜市の「わとわの杜」で、「プログラム・フォー・トランスフォーメーション~人生の曼荼羅を描く~」を、参加者2名とコ・リード2名、事務局1名の5名で開催しました。

今回はテーマを「人生の曼荼羅」に絞り、ドームハウスの心地よい空間でこれまでの自分の人生を振り返り、そこにあるギフトや痛みに気づいた後、自分は何者なのか、自分にとって本当に大切なものは何かを深く探究しました。

リン・ツイストの言葉「役割自体に大きいも小さいもなく、あなたの役割があるだけ」が表すように、一人一人全く違う世界を生きていて、そこでの役割も違う。自分にしかできないその役割をすでに果たしていることを仲間の力も借りながら認めることで、次のステップへとつながる礎を築きました。

自分と世界とのつながりを深く思い出させてくれる「つながりを取り戻すワーク」のエッセンスと、身体の叡智とつながる「ムーブメント・メディスン」と共に2日間のワークを終えた時、ドームハウスから見える、枯れ草が淡い金色に輝く丘には鹿の群れがやって来ていました。沈んでいく太陽の優しい光と共に美しいその姿は私たちを祝福してくれているようでした。

SGが提供する「チェンジ・ザ・ドリーム シンポジウム」が掲げる3つの柱=環境的持続可能性・社会的公正・ 精神的充足。

この3つはどれも切り離すことができず、言葉では固く聞こえますが、実は私たち人類が最も求めていることに直結しています。それは、「誰もが幸せに生きること。」

個人主義が高度に発達した現代社会では、実は相互に支え合っている世界に自分は生きているんだ、と深く気づく時、強い感情や果てしのない痛みと出会うこともあるでしょう。目の前に立ち塞がる大きな壁と向き合う感覚もあるかもしれません。

このプログラムで目指すトランスフォーメーション(変形・変身・変容)が本当に実を結ぶには、その壁を共に乗り越えられる仲間=コミュニティー(SG、トランジションタウン、各地のつながりの場etc)の場がとても大切になると感じます。自分は一人ではないことを知り、心から望む世界に向かってすでに行動している人もいることを感じれる場所が。

今回の「プログラム・フォー・トランスフォーメーション~人生の曼荼羅を描く~」を終えてみて、このプログラムがその場で終わりではなく、その輪が広がっていくような場を作りたいと改めて思っています。

“トランスフォーメション”は常に起きています。これからも、いろんな場所で起こり続けるでしょう。それがムーブメントとなり、3.5%の大転換へとつながることを祈りながら。